世界を旅する気球<BALLON>の不思議な旅 VOL.2

東京の真ん中の図書館から始まる物語。
気球に乗って、まるで白昼夢のような、不思議な夢の世界へ。

 
VOL.2 ローズガーデン&ファクトリーのファンタジー

  

  

気球に乗ってたどり着いたのは、たくさんの美しいバラが咲き誇る、バラの国。

バラたちは、みんな一見よく似たように見えて、

実は一人ひとり全く性格がちがっていて、

鼻歌を歌うご機嫌な子もいれば、毎日ちゃんと目をかけてあげないと

すぐにすねちゃう、ちょっぴりかまってちゃんな子もいたり。

 

バラの国の人たちは、そんな一人ひとりのバラの性格をよくわかっていて、
毎日毎日、バラのお世話をしています。

彼らは、丹精込めて育てた美しいバラから、
みんなの手をきれいにするためのクリームとジェルを作りました。

 

世界を美しくする全ての人の“手”のために。

 そんな願いを込めた、バラの国からの贈り物です。

 


古代バビロニアのギルガメシュ叙事詩で登場してから、
古代のオリエント、ローマやギリシャ、エジプトと渡り、
ギリシャでは愛の女神アフロディテを象徴する花、ローズ。

その歴史の起源は7000万年前と言われています。
7000万年前というとこの地球上にまだ恐竜が生息していたころ。
人類の誕生よりも歴史の深い植物です。

エレガントで魅惑的なこの花の香りは
様々な歴史上の人物の心を捉えたと言います。
クレオパトラやローマ皇帝ネロ、
マリー・アントワネットにナポレオンの妃のジョゼフィーヌ。
バラの歴史はまるでファンタジーのような歴史の世界に彩られています。

香りに造詣が深い方なら周知のことですが、
ローズの天然香料にはそれはそれは大量の花が必要です。
多くの人の手間をかけてできあがるローズの香りは、
とても貴重な香り。

たくさんの人々のあらゆる美しい手作業が、
また誰かの手を美しいものにケアしていく、
美しいギフトでありますように、
と願いを込めた小さな物語です。

どうかこのハンドケアのローズコレクションで手をいたわりながら、
このプロダクトを作るための
元を作ってくれた人々の「手」に
思いを馳せていただけたら、と思います。



BALLON
Creative Director
鈴木いづみ





<これまでの旅はこちらから>

 

世界を旅する気球<BALLON>の不思議な旅 VOL.1