世界を旅する気球<BALLON>の不思議な旅 VOL.3
東京の真ん中の図書館から始まる物語。
気球に乗って、まるで白昼夢のような、不思議な夢の世界へ。
VOL.3 森の奥の奇妙なパーティー
今回、BALLON(気球)がやってきたのは、
とある国の森のずっと奥の奥。
森の奥に小さなお家には一人の女性が住んでいました。
彼女の名前はエリザベッタ。
彼女はクリスマスが大好き。
森の友達と楽しいパーティを開くことを夢見て今日も準備にいそしみます。
旅のサンタがやってきました。
「クリスマスツリー、足りているかね?」。
この森のクリスマスは、ちょっと不思議な世界みたいです。
さてさて、どんなクリスマスパーティが開かれることやら・・・?
子供の頃は、サンタクロースという会ったこともないおじいさんが、
なぜか近所のおもちゃやさんでサプライズ的なプレゼント
(しかも、私の欲しいと思うものとはちょっとズレている)
を夜中に届けに来てくれるらしい、
というとても奇妙で不思議な日だと思っていました。
街中で濃くなっていくクリスマスの気配が
ピークを迎える当日を堺に、
一晩あけたら魔法がとけたようにガラリと様子がかわって
街中がお正月モードに変身するのも不思議な感じです。
街のクリスマスの雰囲気を作り上げる
端っこの一人の大人になった今も
私にとってクリスマスは不思議な存在の一日です。
不思議な夜、楽しいパーティーが世界中で行われますように。
BALLON
Creative Director
鈴木いづみ